きなこ猫の不妊活ブログ

30代から妊活開始。不妊歴5年。体外受精で妊娠

妊娠中にうなぎを食べたい!食べてもいい量のまとめ

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うな重の画像

うなぎが大好きな猫野きなこです。現在、妊娠中期を終えて妊娠後期になりました。

うなぎは妊娠中に食べてはいけないとよく聞きますが、摂取量を守れば大丈夫だって知っていましたか?

妊娠してからは絶対に食べちゃダメなんだと思い込んでいましたが、妊婦でも妊娠の時期や摂取量に気をつければうなぎを食べても大丈夫です。

妊娠中にうなぎを食べる上で注意する点や、食べてもいい鰻の量を調べてまとめました。

妊娠中にうなぎを食べてはいけない理由

妊娠中にうなぎを食べないほうがいいと言われる理由は、ビタミンAの過剰摂取になりやすいためです。

ビタミンAの過剰摂取は胎児の奇形や先天異常を起こすリスクが高まると言われています。

ビタミンAの別名はレチノールと呼ばれています。動物性と植物性があり、肉や魚は動物性です。

植物性のビタミンAとはβカロテン(プロビタミンA)と呼ばれるもので、体の中でビタミンAに変換される成分です。

植物性のベータカロテンは不足した分だけビタミンAに変換され、足りていたらそのまま排出されます。

しかし、動物性のビタミンAは肝臓に蓄積されて体外に排出されにくいため、摂取量を自分でコントロールしなければいけません。

1日のビタミンA摂取量上限は?

  推定平均必要量 推奨量 耐容上限量
18~29(歳) 450 650 2,700
30~49(歳) 500 700 2,700
妊婦初期(付加量) +0 +0 -
妊婦中期(付加量) +0 +0 -
妊婦末期 (付加量) +60 +80 -
授乳婦(付加量) +300 +450 -

内閣府の食品安全委員会では、18歳以上の女性の1日のビタミンA摂取上限量(レチノール当量)を2,700μgREとしています。*1

妊婦の摂取上限量は非表示になっており、450~700μgREが推奨されています。妊娠末期は510~780μgREが推奨量です。(年齢によって異なる)

  • 18~29歳…450~650μgRE
  • 30~49歳…500~700μgRE
  • 妊娠末期…+60~+80μgRE

妊娠末期とは妊娠10ヶ月(28~39週まで)をいいます。

妊婦ではない18歳以上の女性の摂取上限量は2,700μgREですが、ビタミンAの影響が気になる人は妊婦の推奨量の範囲内に収めた方が安心だと思います。

摂取量を守ればビタミンAは体の抵抗力を高めてくれたり、粘膜を強くして病原菌の侵入を防いでくれます。妊娠中は免疫力が低下しやすいので、野菜を中心に意識して摂るようにしましょう。

ビタミンA(レチノール)が多い食べ物

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ビタミンAを多く含む動物性食品100g当たりに含まれるレチノールの量は以下の通りです。

  • 鶏レバー(生) …14,000μgRE
  • 豚レバー(生) …13,000μgRE
  • 牛レバー(生) …1,100μgRE
  • あんこうの肝…8,300μgRE
  • やつめうなぎ(生)… 8,200μgRE
  • ほたるいか(ゆで)… 1,900μgRE
  • うなぎの肝…4,400μgRE
  • うなぎ(かば焼)… 1,500μgRE
  • ぎんだら(生) …1,100μgRE
  • あなご(生) …500μgRE
  • プロセスチーズ …260μgRE
  • 鶏卵全卵(ゆで) …140μgRE

レバーはほんの少しで摂取量をオーバーしてしまうので妊娠中は気をつけましょう。

うなぎの蒲焼は100g当たり1,500μgREです。年齢別に推奨量を計算してみました。

  • 18~29歳…43.3g(650μgRE)
  • 30~49歳…46.6g(700μgRE)

私の場合40歳妊娠末期なので、52gが推奨量の780μgREということになります。

妊娠中に安心してうなぎを食べられる量はかなり少ないですね…(T_T)

うなぎ50g~100gの量はどのくらい?

すき家のうな牛並盛の画像

すき家のうな牛を買った時にうなぎの量を測ってみました。

写真は並盛サイズです。

うなぎの重さを測る画像

その結果、うなぎ1本の約半分位の量で約70gでした。

大きさにもよりますがうなぎ1本の内、50gは1/3くらい、100gは2/3くらいですね。

写真のうなぎの量を目安にして、年齢と妊娠中の時期のうなぎの量を調整してみてください。

いつからいつまでうなぎの量に気をつけたらいい?

ひつまぶしの画像

いつになったら好きなだけうなぎが食べられるの!大好きなひつまぶしが食べたい!(ノД`)

…という気分になってきたので、いつからいつまでうなぎの量に気をつけたらいいのか調べてみました。

厚生労働省によると、妊娠前3ヶ月から妊娠初期3ヶ月までにビタミンA補給剤を1日10,000IU(3,300μg)以上継続して摂取した場合、奇形発現率の増加が認められたそうです。*2

妊娠前3ヶ月から気をつけたほうがいいんですね。

妊娠15週までの妊娠初期は食べ物による胎児への影響が大きいので、ビタミンAの摂取量に特に注意が必要です。

妊娠中の女性が薬物の服用で胎児に奇形が起こる危険性を「催奇形性」といい、妊娠4週~12週末の間は心臓や四肢(手足)、目、鼻などの主要器官の形成時期にあたります。

ボストン大学医学部のロスマン博士らが22,748人の妊婦を対象に調査した結果、1日当たり15,000IU(4,950μg)以上のビタミンAを摂取した場合、5,000IU(1,650μg)以下の3.5倍も先天性以上が高くなりました。*3

その論文によると、妊娠7週までのビタミンAの過剰摂取が特にリスクが高いです。

産後の授乳中は+300~450μgREを付加した量がレチノールの推奨量になります。

うなぎは脂肪分が多いため母乳が出にくくなったり、乳腺炎になったり、赤ちゃんに蕁麻疹や下痢の症状が出る場合があると言われています。

妊娠前の3ヶ月から授乳が終わるまで、うなぎを好きなだけ食べることは控えた方がいいということになりますね( ;∀;)

まとめ

妊娠中や妊娠前に「知らずにうなぎをたくさん食べてしまった」と落ち込んだり怖くなる人もいると思います。

厚生労働省のデータは毎日継続してビタミンAを過剰摂取した場合なので、1回の食事程度なら過剰に心配しすぎなくても大丈夫だと思います。

ストレスの方が妊娠中はよくないので、食べてしまった後で悩みすぎようにしましょう。どうしても気になる場合は担当の医師に相談してみてください。

私も妊活中にうなぎを食べてしまったので担当の医師に相談しましたが、1回の食事程度なら大丈夫と言われました。

土用の丑の日に1人だけうなぎを食べられないのはストレスになりますが、大丈夫な量を知れば美味しく食べることができます。

うなぎをたくさん食べられる日まで赤ちゃんのために摂取量を覚えておきましょう。

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