きなこ猫の不妊活ブログ

30代から妊活開始。不妊歴5年。体外受精で妊娠

「妊娠菌」という不愉快なマウンティング言葉が嫌い

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妊娠菌嫌いイラスト

妊活中の生理前は「今度こそ妊娠したんじゃないか」と毎月想像妊娠していた猫野きなこです。

一時期、妊娠した女性がメルカリで「妊娠菌付きの米」を高値で販売し、医薬品医療機器法(旧薬事法)に当たるとして問題になりましたね。

現在は削除されていますが、実際に購入していた女性も何人かいたようです。

初めて妊娠菌という言葉を知った時は、妊娠を「菌」という表現することを気持ち悪いと感じました。

「妊娠菌」という不愉快な言葉を平気で使う女性が私は嫌いです。

今回はその「妊娠菌」について、不妊歴が長い立場から感じたことを書いてみました。

妊娠菌のジンクスとは

妊娠菌とは「妊婦に接したり、妊婦が触った食べ物や物をもらうと妊娠しやすくなる」というジンクスの造語です。

「妊婦が握ったおにぎりを食べると妊娠しやすくなる」というジンクスから妊娠米を売る人が出てきたのでしょう。

当然ですが、妊娠菌に医学的な根拠は全くありません。

私が中学生の時に生理中の人が座った椅子に座ると「生理が伝染る」というジンクスが流行った時がありました。

それに近い感覚があるのかもしれませんが、生理と妊娠は意味合いの重さが全く違いますよね。

妊活中で追い詰められると、何にでもすがりたくなる気持ちは私にもわかります。

そんな気持ちににつけこんで「妊娠米」というビジネスをしていた妊婦は言語道断ですが、悪気なくいい意味として「妊娠菌」という言葉を使っている女性もいます。

しかし、私はその言葉を安易に使うのはやめたほうがいいと思います。

妊娠菌というマウンティング言葉

妊娠菌が不愉快な漫画

私が妊活中の時は毎朝基礎体温を測り、「妊娠超初期症状 体験」という単語でインターネット検索しまくっていました。

そんな時に、妊娠できた女性が生理前の「妊娠超初期症状」や「妊活中の人にメッセージ」を匿名で投稿できるサイトを見つけました。

妊娠超初期の症状を色々知りたかったのでそれはよかったのですが、妊活中の人へのメッセージの文末に「妊娠菌置いていきます」という言葉を書く女性がすごく多かったのです。

「妊娠菌置いていきます」というメッセージを読んで「幸せにあやかりたい」と素直な人は思うのでしょうか…。

私には簡単に妊娠できた人が妊娠できない人に使うマウンティング言葉としか思えませんでした。

マウンティングとは相手よりも自分が上位だとアピールする行為です。

中には苦労して妊娠した人も使っていましたが、「そういう人こそ使ってほしくないのにな」と思ってしまいました。

妊娠菌を不愉快に感じる人もいる

簡単に妊娠できなかった立場から「妊娠菌置いていきます」という言葉を聞いた時に「自分が置いていった菌を妊娠できない人は使え」という意味なのかと不愉快に感じました。

そんなジンクスで妊娠できたら誰も苦労しません。

その女性が「励まし」といういい意味で使っていることはわかっていますが、不妊歴が長い私はそんな風にひねくれた取り方をしてしまいます。

妊娠菌という言葉を平気で使っている女性を見るとイライラするので、そのサイトは一切見ないようになりました。

女性全員がそう感じるわけではありませんが、妊娠菌で検索すると「気持ち悪い、不愉快」という関連ワードが上位にくるので、私のように嫌な意味に感じてしまう女性がいることも事実です。

 まとめ

ジンクスとよく似た意味で使われる言葉に風習があります。

神社での子宝祈願やお守りなども科学的根拠はありません。

しかし、私は神社や子宝祈願などの風習は不快に感じないので、お参りやお守りの購入はしています。

妊娠菌との違いは、やはり素人が自分自身を縁起物として勝手に流行らせている所に気持ち悪さを感じてしまうのかもしれません。

個人的には、素人が厄払いを見よう見まねでして「いいことをしてあげた」と思っているような感覚です。

妊娠菌という言葉よりも自分が妊娠するまでにどういうことに気をつけていたとか、どんな食生活をしていたかなど、具体的なことを教えてくれたほうが妊活中は参考になりました。

本当は誰だって妊娠した知らない誰かを祝ってあげられる位、妊活中に心の余裕が欲しいです!

だけどそれができないほど、追い詰められている不妊の女性はたくさんいます。

妊娠できた女性には「妊娠菌」という言葉で、妊活中の誰かを嫌な気持ちにさせている可能性があることを知ってほしいです。

 

funin.hatenadiary.com

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